プチ発見
ほんとに知識がないところで、こんなことを書くのは少し恐縮ですが…
最近、お能とJAZZってこんなところも似てるんだ!と思ったことがあります。
お能でも、舞台中に 「おっ そうきたか〜 とか 全然打ち合わせと違うじゃん!」てことが多々あるらしいので、即興性という面の共通点は以前も耳にしたことがありました。
即興性という共通点があるものだから 当たり前なのかもしれませんが、またJAZZとのプチ共通点を発見。
いつだか 楽屋で
「能楽師さんは 本番15分前にはいって、お弁当を食べて支度をして さっと出る 」と伺いました。
なんと 楽屋で演目の為の準備をしてはいけないようなのです。
そして、私が出入りしている菅野邦彦さんのライブ。
夜8時から始まりますが、菅野さんが入ってくるのはいつも5分前くらい。
他のメンバーも良くて30分前。
(そんな感じなので、私も10分前になっちゃうこともあったりして。)
以前ばりばりクラシックの現場にいた私は、本番前には 1時間前には必ず入り、楽譜を並べ指慣らしをして過ごしました。
(例えば声楽の方と地方に行くときなんかは、電車の中でも歌の方が軽く発声練習したりしてた時もあったかも。)
そんな現場からJAZZピアニスト菅野邦彦さんの現場に来た時、
本番直前に、挨拶しながら入ってきて
さっとピアノに座り、会話をしながらおもむろに弾き始める姿を見て、
なんてカッコイイんだろう?
と思いました。
それまで私は常に本番に対して違うスイッチを入れる という作業をしていましたから、
日常そのままに演奏に入るリラックスした姿は衝撃的でした。
そして 能楽師さんもメンタルで何が起こっているのか 私から推し量ることは出来ませんが、短時間で舞台に入っていくのは同じようです。
でもそれは言ってみれば、生活=舞台(ステージ) といった ちょっと考えると 逆にある意味すごくきびしいことなのかな と思ったりもします。
菅野邦彦さんも 口グセのように
「みっちゃん、音楽は生活なのよ〜」と良くおっしゃいます。
クラシックの演奏家でも一流になれば精神的にはそうなのかもしれませんが、私は経験出来ず(^^;。
どちらにしても面白いな と思ったのでした。
普段から 心を開き、感覚を研ぎ澄ませていないと 良いパフォーマンスは生みだされないのだ…(汗)
精進せよ〜〜〜