チェリストのジャンル越え 頭の使い方 整頓メモ
突然ですが、最近いろいろな場所で弾かせていただけるようになり、私自身がちょっと文字にしてみたくなったので、クラシック音楽など楽譜あり の場所で弾く時と、コード譜で弾く時の違いを文字にしてみました。ひゃ〜、同じ音楽なのにやっぱり違うなぁ…
クラシック音楽を弾くチェリストの場合、
チェロ パート譜を見ます。ヘ音記号、ト音記号、ハ音記号を読みますが、音域も指定されているので そのまま弾けば大丈夫です。
チェロセクションや アンサンブルの場合は、弾き方やボウイング、音程を揃えたり、楽譜に忠実になるようにひたすら楽譜やスコアを読み込んで、音楽的な流れを作り、練習を重ねていきます。
クラシックでないジャンルを弾く場合
その①
Cメロ譜で弾く場合は、
編成によって 自分の立ち位置をざっくりとメンバーと相談して把握します。
イントロ、間奏、アウトロは自分だな とか。
編成によって どこで メロディーを弾くのか
オブリに回るのか、ベースを弾くのか…
曲のサイズで どこでどういう役割をするかも変わります。
その場合、コードを読み オブリを入れたりアドリブをする他に、ト音記号で書かれたメロディーや、キメのリフをチェロに合う音域で弾いたりします。
それで 出たとこ勝負で本番をするか、
それに基づいたパート譜やメモを作ってライブやレコーディングをします。
その②
メモリーでやる場合は、
覚えているメロディーとコードをもとに
上記のことをやります。
完全即興の場合は、拠り所が 共演者の音(ダンスなどの場合もあります)か
自分の発想のみ …
クラシックでないジャンルの場合は、楽譜化すると ノリが変わってしまうか、シンコペーションや16分休符が連続して 難解になってしまうこともあり、完全なチェロパート譜を作ると、かえって不自然になってしまう場合もあります。(ストリングス セクション はまた別です。こちらは「パート譜がある 」に分類されます。でも ノリはクラシックではないので、書き譜ではあっても 若干 リズムの捉え方に注意が必要な気がします)
チェロが1本の場合は、少し歌い方の面でフェイクが許されるくらいの緩い楽譜だと良いのかな ~と個人的には思っています。
最近、いろいろな現場で弾かせていただけるようになったので、ちょっと自分の頭を整頓する為に文字にしてみました。
現場現場でグラデーションのように やることが溶け合ったり変化したりしますが、
毎回、1番スムーズな選択をしたいなぁ…
というのが、最近の目標です。